- 最近、夫に求められても全然そんな気になれない…
- もしかして更年期のせい?このまま女として終わってしまうの?
- 夫に申し訳ないし、何とかしてこの状況を改善したい!
こんな悩みを解決できる記事になっています!
なぜなら、この記事では更年期による性欲減退のメカニズムから、具体的なセルフケア、医療機関での治療法、そして夫との向き合い方まで、あらゆる角度から網羅的に解説しているからです。
この記事を読み終えることで、あなたはもう一人で悩む必要がなくなり、心と体の両面から性欲がない状態を改善し、新たな夫婦関係を築くための一歩を踏み出せます!
記事の前半では『【セルフケア編】更年期の性欲減退を改善するために今日からできること4選』について解説し、
記事の後半では『【医療の力編】一人で悩まないで!相談できる専門機関と治療法3選』について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
それでは本編です!
なぜ?更年期で性欲がなくなる3つの理由
「急に性欲がなくなった」と感じるのは、決してあなたの気持ちの問題だけではありません。
更年期世代の女性の多くが経験することで、その背景には女性特有の体の変化が大きく関わっています。
更年期で性欲がなくなる主な理由は、以下の3つが挙げられます。
- 女性ホルモン(エストロゲン)の減少
- 潤い不足による性交痛
- 心身の不調(ホットフラッシュ・イライラなど)
まずは原因を知り、自分を責めないことから始めましょう。
女性ホルモン(エストロゲン)の減少
更年期における最大の原因は、女性ホルモン「エストロゲン」の急激な減少です。
エストロゲンは、女性らしさを作るだけでなく、性的関心や性的興奮にも深く関わっているホルモンなのです。
実際に、エストロゲンが減少すると、身体に以下のような変化が起こります。
- 脳が性的興奮を感じにくくなる
- 性的な欲求そのものが湧きにくくなる
- 感情のコントロールが難しくなり、性的な気分になりにくい
これは、あなたの意志とは関係なく起こる生理的な変化であり、誰にでも起こりうることなのです。
「夫を好きじゃなくなったのかも」と悩む必要は全くありません。
まずはホルモンの仕業なのだと理解し、自分を客観的に見つめてみましょう。
潤い不足による性交痛
エストロゲンの減少は、膣の潤いにも影響を与え、性交痛を引き起こしやすくなります。
一度でも性行為に痛みを感じてしまうと、それがトラウマとなり、行為そのものを避けるようになってしまうのです。
具体的には、以下のような悪循環に陥ってしまう女性が少なくありません。
- 膣の粘膜が薄くなり、乾燥しやすくなる
- 潤い不足で、挿入時に痛みや不快感を感じる
- 「また痛いかも」という恐怖心から、セックスが億劫になる
この問題は、我慢していても改善しませんし、夫婦関係を悪化させる大きな原因になります。
痛みは、あなたの体が発している「SOS」のサインです。
後述する潤滑ゼリーの使用など、積極的な対策を取ることが非常に重要です。
心身の不調(ホットフラッシュ・イライラなど)
更年期には、ホットフラッシュ、めまい、不眠、イライラなど、様々な心身の不調が現れます。
このような不調に悩まされている状態では、性的なことまで気持ちが向かないのは当然のことです。
例えば、以下のような状況で、セックスどころではないと感じるのではないでしょうか。
- 突然のぼせや大量の汗が出て、不快で仕方がない
- 理由もなく気分が落ち込み、何もする気が起きない
- 常に体がだるく、疲れが取れない
まずは、これらの不快な症状を和らげ、心身の健康を取り戻すことが最優先です。
性欲の改善は、その先にある問題だと考えましょう。
自分の体を労り、無理をしないことが、結果的にレス解消への近道になりますよ。
【セルフケア編】更年期の性欲減退を改善するために今日からできること4選
更年期による性欲の減退は、日々のセルフケアで和らげることが可能です。
ここでは、薬や病院に頼る前に、今日からあなた自身で始められる具体的な改善策を紹介します。
毎日の生活に少しだけ取り入れて、心と体の変化を感じてみましょう。
- 大豆製品など女性ホルモンに似た食品を摂る
- 適度な運動で血流を良くする
- 質の良い睡眠で自律神経を整える
- 潤滑ゼリーなどを上手に活用する
無理なく、楽しみながら続けることが、改善への一番の鍵です。
大豆製品など女性ホルモンに似た食品を摂る
大豆に含まれる「大豆イソフラボン」は、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをすることが知られています。
食事から積極的に摂取することで、ホルモンバランスの乱れを緩やかに整える効果が期待できます。
大豆イソフラボンは、以下のような身近な食品に多く含まれています。
- 納豆
- 豆腐・豆乳
- 味噌・きなこ
これらの食品を、毎日の食事に一品加えることから始めてみましょう。
ただし、特定の食品ばかりを過剰に摂取するのはよくありません。
あくまでバランスの良い食事を基本に、上手に取り入れることが大切です。
適度な運動で血流を良くする
ウォーキングやヨガなどの適度な運動は、全身の血行を促進し、自律神経のバランスを整えます。
血流が良くなることで、冷えが改善されたり、気分がリフレッシュされたりする効果も期待できるのです。
特に、骨盤周りの血流を良くする運動は、性機能の改善にも繋がります。
- 骨盤底筋を鍛えるトレーニング(膣トレ)
- 股関節周りをほぐすストレッチ
- 軽いスクワット
運動は、体力向上だけでなく、ストレス解消にもなり、前向きな気持ちを引き出してくれます。
激しい運動は必要ありません。まずは「気持ちいい」と感じる程度から始めてみましょう。
心地よい汗をかくことが、心と体の潤いを取り戻すきっかけになりますよ。
質の良い睡眠で自律神経を整える
更年期は、自律神経が乱れやすく、不眠に悩む方も少なくありません。
睡眠不足は、心身の疲労を蓄積させ、性欲を減退させる大きな要因になります。
質の良い睡眠を確保するために、寝る前の習慣を見直してみましょう。
- 寝る1〜2時間前は、スマホやパソコンの画面を見ない
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かって、体をリラックスさせる
- ラベンダーなどのリラックス効果のあるアロマを焚く
ぐっすり眠れると、翌朝の目覚めがすっきりし、心に余裕が生まれます。
心身が健やかな状態であってこそ、性的なことにも自然と関心が向くようになるのです。
まずは、自分に合ったリラックス方法を見つけることから始めてみてください。
潤滑ゼリーなどを上手に活用する
性交痛の問題を解決するために、潤滑ゼリーを試すことは非常に有効な手段です。
潤い不足を物理的に補うことで、痛みを和らげ、「セックス=痛い」という恐怖心を取り除くことができます。
最近では、様々な種類の潤滑ゼリーが薬局などで手軽に購入できます。
- 肌に優しい、無香料・無着色のもの
- 温感タイプや、美容成分配合のもの
- 使い切りで衛生的な、個包装タイプのもの
潤滑ゼリーを使うことは、決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、夫婦の営みをより良くするための、前向きで賢い選択です。
痛みを我慢せず、便利なアイテムを上手に活用して、快適なセックスを取り戻しましょう。
【夫婦関係編】夫に理解してもらい、レスを乗り越える3つのコツ
更年期の問題は、あなた一人で抱え込むものではなく、夫婦で乗り越えていくべき課題です。
夫の理解と協力を得ることが、レスを解消し、より良い関係を築く上で不可欠になります。
ここでは、夫と良好なパートナーシップを保つための3つのコツを紹介します。
- 体の変化を正直に伝える
- スキンシップを大切にする
- 新しい共通の趣味を見つける
コミュニケーションを密にし、二人で新たな関係性を築いていきましょう。
体の変化を正直に伝える
男性は、更年期について詳しく知らないことがほとんどです。
あなたが今、どのような体の変化に直面し、どう感じているのかを、正直に伝えることが大切です。
責めるような口調ではなく、助けを求めるように話すのがポイントです。
- 「最近、体の調子が良くなくて…更年期かもしれないの」
- 「あなたのことは好きなのに、体がついてこない時があって辛い」
- 「性交痛があるから、少し怖いと感じてしまうことがあるの」
理由が分かれば、夫もあなたの態度を誤解せず、いたわりの気持ちを持ってくれるはずです。
言葉にしないと、あなたの辛さは伝わりません。
勇気を出して打ち明けることが、夫を「敵」ではなく「味方」にする第一歩です。
スキンシップを大切にする
セックスができなくても、愛情を確認し合う方法はたくさんあります。
手をつなぐ、ハグをする、マッサージをし合うなど、セックス以外のスキンシップを意識的に増やしましょう。
肌の触れ合いは、安心感や幸福感をもたらす「オキシトシン」の分泌を促します。
- テレビを見ながら、隣に座って肩を寄せ合う
- 「いってきます」「おかえり」の時にハグをする
- 寝る前に、どちらからともなく手をつなぐ
これらのスキンシップは、「性行為をしなくても、あなたのことを愛している」というメッセージになります。
体の繋がりがなくても、心の繋がりが保たれていれば、夫婦関係は壊れません。
まずは、夫の手にそっと触れることから始めてみてはいかがでしょうか。
新しい共通の趣味を見つける
夫婦の関心が、セックスレスという問題だけに集中してしまうのは良いことではありません。
二人で一緒に楽しめる新しい趣味を見つけ、夫婦の間に新しい楽しみや会話を生み出しましょう。
同じ目標に向かって協力する経験は、夫婦の絆をより一層深めてくれます。
- 一緒にウォーキングや軽い登山を始める
- グルメ巡りや、週末のドライブを楽しむ
- 二人で同じ映画やドラマを見て、感想を語り合う
セックスレスという問題から少し視点をずらすことで、心に余裕が生まれます。
「夫婦」というチームで、人生を楽しむことに焦点を当てましょう。
楽しい時間を共有することが、結果的に二人のムードを良くするきっかけにもなります。
【医療の力編】一人で悩まないで!相談できる専門機関と治療法3選
セルフケアや夫婦の努力だけでは改善が難しい場合、専門家の力を借りることも非常に重要です。
更年期の悩みは、今や適切な治療で改善できる時代になっています。
ここでは、あなたが相談できる専門機関と、代表的な治療法を紹介します。
- 婦人科・更年期外来
- HRT(ホルモン補充療法)
- 漢方薬・サプリメント
一人で抱え込まず、専門家を頼る勇気を持ちましょう。
婦人科・更年期外来
更年期の不調を感じたら、まずは婦人科や、更年期専門の外来を受診することをおすすめします。
専門医に相談することで、あなたの症状が本当に更年期によるものなのか、正確な診断を受けられます。
医師に相談することで、以下のようなメリットがあります。
- 血液検査などで、ホルモンの状態を客観的に把握できる
- あなたに合った最適な治療法を提案してもらえる
- 専門家に話を聞いてもらうことで、精神的に安心できる
性欲減退や性交痛についても、決して恥ずかしがらずに相談してください。
医師は、そうした悩みを抱える多くの女性を診てきたプロフェッショナルです。
正しい知識と情報が、あなたの不安を解消してくれるはずです。
HRT(ホルモン補充療法)
HRT(ホルモン補充療法)は、更年期障害の根本原因であるエストロゲンの減少を、薬で補う治療法です。
不足しているホルモンを直接補うため、様々な更年期症状に高い効果が期待できます。
HRTによって、以下のような改善が見込めます。
- ホットフラッシュや気分の落ち込みなどの不調が和らぐ
- 膣の潤いが改善され、性交痛が軽減する
- 気力や性欲が向上し、心身ともに活動的になる
飲み薬や貼り薬、ジェルなど、様々なタイプの薬があり、ライフスタイルに合わせて選べます。
もちろん、メリットだけでなく、血栓症などのリスクも存在するため、医師とよく相談することが大切です。
辛い症状を我慢せず、治療という選択肢があることを知っておきましょう。
漢方薬・サプリメント
「ホルモン剤には少し抵抗がある」という方には、漢方薬やサプリメントという選択肢もあります。
漢方薬は、体全体のバランスを整えることで、心身の不調を緩やかに改善していくのが特徴です。
更年期の女性によく用いられる漢方薬には、以下のようなものがあります。
- 加味逍遙散(かみしょうようさん)
- 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
- 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
また、大豆イソフラボンやエクオール、プラセンタなどのサプリメントも、症状緩和の助けになります。
ただし、漢方薬は体質によって合う合わないがあるため、専門の医師や薬剤師に相談して選びましょう。
自分に合った方法で、心と体のセルフメンテナンスを行っていきましょう。
まとめ
今回は、更年期で性欲がないと悩む女性に向けて、その原因から具体的な改善策までを詳しく解説してきました。
まず、性欲がなくなる主な理由として、以下の3つの身体的な変化があることを確認しました。
- 女性ホルモン(エストロゲン)の減少
- 潤い不足による性交痛
- 心身の不調(ホットフラッシュ・イライラなど)
その上で、今日からできるセルフケアとして、食事や運動、睡眠の見直しなどを提案しました。
また、この問題を夫婦で乗り越えるためには、夫への伝え方や、セックス以外のコミュニケーションが重要でしたね。
- 体の変化を正直に伝える
- スキンシップを大切にする
- 新しい共通の趣味を見つける
そして、セルフケアだけでは改善が難しい場合には、医療の力を借りるという選択肢もありました。
- 婦人科・更年期外来
- HRT(ホルモン補充療法)
- 漢方薬・サプリメント
更年期で性欲がないのは、あなたのせいではなく、多くの女性が通る自然な変化の過程です。
一人で抱え込まず、自分を責めず、正しい知識を持って適切に対処していきましょう。
この記事を参考に、あなたらしい方法で、心と体が軽くなる新たな一歩を踏み出してください。


